Amazon FireTV Stick レビュー

FireTV Stickを買った

4k対応の据え置き型ではなくStickにした理由

  • Stickは4kコンテンツは利用できないが、そもそもが4kコンテンツに興味あるものが現状無い。
  • 4k映せるディスプレイが無いことと、当分導入する予定も無い。
  • 4k対応と言ってもこのようなSTB系では結局SoC内蔵の映像エンジンをそのまま使っているだけで再生機としての画質音質アドバンテージは無い。
  • 展示会等でNetflix 4kのデモを見たが、心に刺さらなかった。
  • 初回ユーザー価格で安かった。

PS3がBlu-rayの裾野を広げたように、これらのデバイスが現れたことやテレビにAppとしてビルトインされ始めたことにより普及期に入ったかもしれない、と思わせますが、クオリティを求めるのはこれから・・・という感じですかね。まだ慌てる時間じゃない。

使ってみてどうだったか

Amazonプライムビデオで見たい作品があるのかどうか?が一番大事かと思いましたが、デバイスとしてみても総じて満足いくものでした。Netflixも利用したことがあるのでAmazonビデオのコンテンツとの違いなども含めて感じたことを書く。

  • 結構動作はモサい。よくあるSTBのようなレスポンス。コア数とクロックが異なるFireTVならまた違うのかもしれない。
  • 再生を始めると利用回線帯域をモニタリングしながら適切なビットレートに時間とともに収束するが、Netflixなどに比べると収束までが遅く、1分~数分かかることもある。これは結構なストレスで、しかも一時停止などでもキャリブレーションがやり直しになることがあり画質が落ちるため、フラストレーションが溜まる場面が多い。
  • HDでは720p、HD1080pでは1080pで配信されるが、HDとHD1080pの画質差が結構ある。HD1080pで視聴できるコンテンツに限ると、地デジに勝る安定感で視聴できる。作品によってはBS/CSに劣らないクオリティで楽しめる。
  • 作品によってはSD映像しか提供されていないものがあり、しかもコンポジットアナログコンバートされていてドットクロールとクロスカラーの万死に値するコンボがキメられており、ディスプレイを叩き割らんばかりの惨状を呈しているコンテンツがある。ただこれはプラットフォームの問題というよりかはコンテンツ提供の経緯によるものであろう。
  • 反面、大作映画などの品質はBlu-rayソフトに大きく劣る印象。例えばターミネータージェニシス(プライムビデオではないので48時間500円レンタル)をみたが、暗部階調などが非常に宜しくない。逆に言うとそういう重箱の隅を突かなければ、相応の画質と手軽さで楽しめるのでレンタルの代替としての役割は果たせているように思う。
  • アプリを入れればDLNAクライアントにもなれるが、カックカクにコマ落ちするなど実用的な環境を構築できなかった。Wi-Fiオンリーだからなのかもしれず、Fire TVだとまた違った印象になるかもしれない。ただしI/P変換が正しく行えないアプリが多数だったのでそもそもダメかもしれない。
  • マイク付きではないリモコンが付属するタイプを買ったが、必要十分である。というのもiOSやAndroid用のリモコンアプリがあり、それを用いれば音声検索が可能。
  • ニコニコ動画の専用アプリで見ると作品によっては超高画質で見れる。ただ検索等のインターフェースはこれからという感じで、音声検索が出来るようになると劇的に使い勝手が変わるかもしれない。
  • ナショジオコンテンツがある!(歓喜

これらの機器ではDune、WD TV Liveなどを使ったことがありますが、やはり用意された膨大なコンテンツを何も考えなくても利用できるという利便性は良い。反面、既にライブラリとして持っている手元のメディアファイルなどを活用するデバイスとしては考えないほうが良いだろう。

使う上でハマった点など

仕様説明に従わないと電源まわりでトラブルが起きる。取扱説明にも明記されているが付属のACアダプタを使わないと動作が不安定になり様々な症状が出る。

  • そもそもが電源の供給能力が足らんで!みたいな警告が起動時に出る。
  • 動いているように見えるがWi-Fi通信が安定しない。切れたりつながったりを繰り返すような症状を起こすことがある。

画質音質に拘るなら安定化電源だとかUSBモバイルバッテリー等の純正以外の電源を使いたくなるところだが、安定した出力が得られるものでなければトラブルの元である。特に安定化回路のない電源などはトラブルの元となる。

より良い画質と音質で楽しむ

BDP-10xのHDMI INに刺すという使い方

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FireTV StickをHDMI INに接続した図

基本的にテレビやAVレシーバーのHDMI INにFireTV Stickを挿すという使い方が想定されていると思いますが、一部のBlu-rayプレーヤーにはHDMI INがあり、その専用機ならではの映像回路や音声回路の恩恵を受けられる。そのため拙宅ではBDP-10XのHDMI INに挿して使っている。このようにするとプレーヤーのリモコンのINPUTを切り替えることで、Blu-rayとAmazonビデオを使い分けることが可能だ。2ch再生ではBDP-10XのXLRアナログアウトを用い、サラウンド作品はBDP-10XのHDMIアウトからAVレシーバーへ入力するという使い分けをしている。

注意点としてはBDP-10X背面のUSB端子から電源を取らないようにする、ということ。前述のとおり純正アダプタを用いなければ動作不具合を生じる。