ひかり電話オフィスA(エース)の留意点

old phone

※ただしGeekとか法人担当者だけ気にすればいい話

通常、フレッツ回線では地域IP網内用に設計されたIPv6アドレスが光終端装置(ONU)に降ってきます。さらにフレッツ・v6オプションを有効にする(2015年4月現在は開通時に自動的に有効になる)と、地域IP網内で契約者同士が通信できる環境を手に入れられます。

オフィスAはIPv4ネットワーク

オフィスAというのはひかり電話の法人向けサービスで、多チャンネルが持てます。一般ユーザー向けのひかり電話では引き続きIPv6アドレスでサービスインするのですが、なんとオフィスAが開通すると専用のIPv4アドレスが流れてきます。するとどうなるかというとフレッツ・v6オプション前提の広域イーサネクストなどが使えなくなったり、プロバイダレスのIPv6 VPNが使えなくなります。個人的にフレッツの価値はこのIPv6拠点間通信にあると思っているので、できなくなるのは痛すぎる。

電話番号が収容局に縛られる(場合がある)

VoIPサービスって何を想像します?場所や機材を超えて電話番号やFAXが持てるというのが念頭に来ると思うんですが、オフィスAは契約住所に電話番号が縛られます。つまり、移転すると番号を引き継ぐことが出来ず、番号が変わることがあります。え・・・法人向けなんじゃぁ・・・(・o・)ポカーン さすがみかか様、圧倒的縦割り力や!

ただし、かなり後になってわかったことだが、これにはからくりがあり、全てに当てはまるわけではない。PSTNやISDNとして契約した回線に紐付いていた固定番号から、オフィスエースに乗り換える場合に番号が引き継げないのだ。新規申し込みであるとか、一度番号変更する痛みを伴った後は、ロケーションによらず同一番号で使い続けることが可能。

通話品質自体はド安定

VoIPについては黎明期を通った人には不信感が付き纏うかと思いますが、経験上それらのトラブルはクラウドIP-PBXサービス自体の不安定さだったり、ローカルでAsteriskベースのIP-PBX使ってるんだったら、そのプロダクトとキャリアでどれだけノウハウ貯めてるかによるところが大きいのではと感じています。故にサービスと機器の選定段階でその後の成否が決まると言っても過言ではなく、特にクラウドIP-PBXサービスでは古いAsteriskで動かし続けているものがあって推奨機器だとかディストリビューションが既に手に入らなかったりすることもありますね。スマホアプリで通話してるとプチプチ切れたりマトモに会話できなかったりとか。

オフィスAに関して言うとN社とエンジンを作りこんでいるソリューションが少なからずあり、そのようなものを使えば事業者向けにも全く問題ないサービスレベルの稼働と品質は得られるように思います。